管理権喪失という状況

管理権喪失という状況は、親権の一部である財産管理権が失われた状況を意味します。これは家庭裁判所の審判によって下されるものですが、もともと未成年の子供が財産を持っていることは少なく、そもそもこの審判が行われることはほとんどありません。全国で1年間に100件にも満たない件数であり、珍しい事件といえます。
父や母による子どもの財産管理権の行使が難しいとき、不適当な行使がなされていることで子どもの利益に害があると判断されたとき、子ども自身や親族、未成年後見人、未成年後見監督人、検察官の請求によって家庭裁判所が審判を行います。この請求を行うには、子どもの財産とその管理状況に関する資料を提出し、父や母による財産管理権の行使が子どもの不利益となっている事実を家庭裁判所に認めてもらわなければいけません。例えば、親権者が子どもの財産を勝手に自分自身のために使ってしまった場合などがあてはまります。


1年間に100件にも満たない件数ではありますが、中でも父親や母親からの申立は1件も認められていません。結局のところ父親や母親からの申立は、離婚時に親権を得られなかった親が相手側を非難して申立てており、裁判所からは相手にされていないのです。

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