未成年後見制度における注意点

未成年者が法律行為を行う場合には、法定代理人の同意を得る必要があります。親権者がいる場合には、親権者が法定代理人になりますが、親権者がいない場合や、いても管理権を持たない場合には、法定代理人がいないことになります。このような場合に、未成年者に法定代理人をつけるのが「未成年後見制度」です。
未成年後見人を選ぶ方法は2つあります。親権者が遺言で未成年後見人を指定する方法と、家庭裁判所が選任する方法です。家庭裁判所で選任するには、本人か親族、利害関係者が家庭裁判所に未成年後見人の選任を請求します。法人や複数人の選任も可能です。


注意点は、就任後10日以内に市町村長に後見開始の届出をすることです。遺言で指定があった場合には、死亡時に就任されたものと見なされますので、速やかに手続きを行いましょう。また、1ヶ月以内に、未成年者の財産を調査して財産目録を作成し、毎年の収支予定を家庭裁判所に提出します。その後も、定期的に財産の現状と後見業務の報告書を提出します。裁判所によっては、通帳のコピーを求められる場合もあります。不動産の処分などを行う場合には、事前に家庭裁判所に相談する必要があります。このように、未成年後見人には、家庭裁判所への報告義務があることにも注意しましょう。

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未成年後見監督人の必要性

財産管理などを行う場面があります。一般的には財産を有している方が自ら管理を行うものですが、未成年者の場合では、社会的知識などを持ち合わせていないことが多いために、状態によっては正しい知識を持って財産を管理することが困難な方も存在しています。例えば遺産相続などを受けることになった方が、既に直系となる親族が他界してしまっている状態では、どのように遺産を管理してよいのかを判断できない場合が見られます。


このケースでは未成年後見監督人というものを選出することができ、監督人によって法律に基づいた管理を行ってもらうことが可能とされています。一般的には家庭裁判所に申し立てを行うことが必要とされているのですが、監督人の選出に関しては身内などに相当する方が存在している場合では、申告することによって監督人として役割を果たすことができます。相当する人物がいない方の場合では、家庭裁判所によって選出された人物が担当することになり、正常に業務を遂行することになります。遺産相続などの場合では知識を持っていないばかりにトラブルに発展してしまこともあるために、特に未成年者で若年層の方ならば、監督人を用意することにメリットを感じることができます。

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親権行使者という定義

未成年者の父母は、当たり前ですが子どもを護り養育しなくてはいけません。そのために、子どもを保護し、教育し、そして財産を管理するための身分上・財産上の権利義務の総称である親権が与えられています。ですが、父母が死亡・行方不明などでいなくなったときや親権者が財産管理権を有していないとき、それに親権の乱用によって子どもの利益が大きく損なわれているときは、家庭裁判所が未成年後見人を選定し、未成年者を保護する必要があります。


未成年後見人には、親権者がいなくなった未成年のために、あるいは親権を制限された親に代わって、未成年者を保護・養育したり、未成年者の財産を管理したり、契約といった法律行為を行う権限があります。この権限は、子どもの利益のために行うという前提を持った権利と義務です。
またその性質と内容から未成年後見人のことを親権行使者と呼ぶこともでき、その定義を家庭裁判所によって選定され、そのため親権と同等の権限を持った一人の個人、あるいは一つの法人とすることができます。法人でもなれるのは、個人が後見人になり未成年を一手に世話するのは負担が大きく、適切な後見人の引き受け手が見つかりにくいという現状があるからです。そのため、社会福祉法人も未成年後見人として選任できるようになりました。それに加えて、未成年後見人を二人以上選任できるようにもなりました。その結果、子どもの養育といったことは親戚の後見人が行い、財産の管理は弁護士が行うといった分担ができるようになりました。

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理解しよう未成年後見制度

未成年の子の親権を行使するのは、通常であればその親ということになりますが、親が若くして死亡してしまったり、児童虐待のために裁判所から親権が制限されてしまったりといったこともあります。
このように、未成年者に対して親権を行う人がいないような場合について、申立てによって家庭裁判所が適切な未成年後見人を選任するのが、未成年後見制度とよばれているものです。


未成年後見人は、未成年者の法定代理人として、未成年者の身の回りの世話や財産の管理、契約などの法律行為を行うことが役割とされています。
この制度による家庭裁判所への申立てができるのは、未成年者本人やその親族、その他の利害関係人ですが、特に本人が申立てをする場合には、意思能力があることが必要とされています。
未成年後見人となるための資格は特にありませんが、逆に欠格事項として、未成年者、家庭裁判所から辞めさせられた法定代理人、破産して復権していない人、未成年者に対して訴訟を起こした人、行方不明である人などは、この地位には就けないとされています。
未成年後見人となった場合には、未成年者の財産を調査して、1か月以内に財産目録を作成しなければならないほか、毎年の支出の予定も立てなければなりません。

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親権喪失を請求したいなら

子供を取り巻く環境が近年非常に変化しています。とりわけ、本来は子供を守るべき親が子供に対して虐待を行うという異常な事態が多く見受けられます。本来親には子供を守るための親権というものがありますが、この親権を濫用して、自己の欲求を満足させるために子供に虐待を繰り返す未熟な親が増えているのです。


このような親から子供を守るためには、その親の親権を喪失させ子供から引き離すことが必要ですが、従来では親権を濫用したときという規定はあるものの、具体的にどのような行為が濫用かという明確な規定はなく、親が子供のためと言えば黙認されてしまっていたのが現実でした。しかし実態はそうではなく、その為に多くの子供が傷ついたり、最悪の場合には死に至らしめられるといった実態が増えていました。
そのため、子どもを守るために民法の親権制限制度および未成年後見制度が改正され、平成24年4月1日から施行されています。この新たな法律では、従来の子どもの親族、検察官、児童相談所長のほか、子ども本人、未成年後見人および未成年後見監督人も親権喪失の請求権を行使することが出来るようになりました。
親権喪失の理由として、子供の利益を守るため、という内容が加えられたことで、親権を濫用し虐待を行う親から合法的に親権を奪い、子供を安全な場所に保護することが可能になったのです。

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管理権喪失という状況

管理権喪失という状況は、親権の一部である財産管理権が失われた状況を意味します。これは家庭裁判所の審判によって下されるものですが、もともと未成年の子供が財産を持っていることは少なく、そもそもこの審判が行われることはほとんどありません。全国で1年間に100件にも満たない件数であり、珍しい事件といえます。
父や母による子どもの財産管理権の行使が難しいとき、不適当な行使がなされていることで子どもの利益に害があると判断されたとき、子ども自身や親族、未成年後見人、未成年後見監督人、検察官の請求によって家庭裁判所が審判を行います。この請求を行うには、子どもの財産とその管理状況に関する資料を提出し、父や母による財産管理権の行使が子どもの不利益となっている事実を家庭裁判所に認めてもらわなければいけません。例えば、親権者が子どもの財産を勝手に自分自身のために使ってしまった場合などがあてはまります。


1年間に100件にも満たない件数ではありますが、中でも父親や母親からの申立は1件も認められていません。結局のところ父親や母親からの申立は、離婚時に親権を得られなかった親が相手側を非難して申立てており、裁判所からは相手にされていないのです。

Filed under: 未分類 — おや 4:53 PM

親権喪失という状況

親の義務であり大切な権利でもある子育て。しかし暴力を振るって子どもを心身ともに苦しめる児童虐待や、子どもをほったらかしたり面倒を見ないネグレクトなど、近年親権を乱用する問題が増えています。そのような状況から子どもの命や暮らしを守るため、民法では親権制限制度や未成年後見制度が改正されています。子どもに対する親権の乱用が起こっている場合には、親族などが家庭裁判所に親権喪失を申し立てることで、親権を奪うことができます。


しかしこの申し立てを行うと、親権を無期限に渡って奪うことにもなりかねないので、2度と親子関係を取り戻すことができない恐れもはらんでいます。そのため現状としては、虐待を行っている親の親権を制限したくても、申し立てはあまり行われないことが多くなっています。そこで、従来の制度に加えて、期限付きで親権を制限することができる、親権停止という制度が作られました。こちらはあらかじめ親権を制限する期間を設けることにより、子どもの権利を守りながらも、一時的に親権の行使が行えないようにするものです。最長2年間の期限の中で、子どもの心身状態や、虐待などの要因が消滅するであろう期間などを考慮して、家庭裁判所が判断します。

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児童虐待によって改正された民法について

近年、子供への身体的・心理的な虐待や育児放棄などの児童虐待が深刻な問題となっており、全国の児童相談所における児童虐待の相談対応件数は、平成23年度時点で約6万件にも上っていました。
そこで、平成23年に民法等の一部を改正する法律が公布され、翌24年から施行されることとなり、親権のあり方など、この問題をめぐる法律上のしくみが大きく変化することとなりました。


児童虐待をしている親への対応として、これまでにも親権喪失制度がありましたが、親子関係が永続的に失われてしまうおそれが高く、あまりにも発動しにくい条件であったため、実際にはほとんど活用されていませんでした。
そこで、新たな法律では、親権喪失制度とは別に、2年以内という期間を限って親権が制限できるという親権停止制度を設けることになりました。
これは、親権喪失までには至らないレベルであるものの、子供の利益が害されているような場合に、より迅速で効果的な対応ができるようにしたものです。
この制度は裁判所の審判によって発動されますが、審判を請求できる権利は、子供の親族や検察官のほか、子供自身や未成年後見人などにも認められています。
また、親権が制限される期間中の子供の世話や財産の管理などを行うための未成年後見人の制度も充実し、複数の人や法人の選任も認められるようになりました。

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親権は誰のため?

親権は、親の権利という側面もありますが、子どもを保護して精神的・肉体的成長を図る親の義務でもあります。そのために、離婚にあたって、調停や審判・裁判で争う場合には、両親のどちらが引き取った方が子どものためになるかという、子どもの利益を中心に考えられます。この場合の判断ポイントについて、ご紹介しましょう。
まず大切なのが、子どもに対する愛情です。子どもと過ごした時間が長い方が、愛情が大きいと判断されることが多く、現在子どもと同居している側が有利です。
親の年齢や肉体的・精神的に健康であることもチェックされ、精神的に不安定な場合にはふさわしくないと判断されることもあります。
子どもの年齢は、乳児や幼児など幼いほど、母親が引き取った方がよいと判断される傾向にあります。


また、子どもの意思もチェックポイントで、特に15歳以上の子どもの場合には、裁判所が本人の陳述を聞く必要があります。
さらに、子育てに割ける時間が十分ある方が、選ばれやすい傾向があるので、子ども優先のライフスタイルにすることが大切です。
この他、経済的な余裕もチェックされますが、相手方から養育費として補てんされますので、決定的な理由にはなりません。
話し合いを行っている期間に、同居していない方の親が子どもを連れ去るケースもありますが、これは適格性の判断において大きなマイナスになりますので、注意が必要です。

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